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コラム サービスの眼と芽

社長 齋藤エミリが連載するコラム、サービスの眼と芽。コラムのテーマ「サービスの眼と芽」は、サービスを眼(感じたこと)と芽(気がついたこと)を観点にしたもの。ホテル・レストラン業界の人材紹介会社の社長として、日々の生活で感じたことを毎月1日に公開しています。2004年10月1日から続けているコラムです。お仕事の合間にご覧ください。
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あたたかく、ありがたく感じました (第132回)

2015-09-01
 <サービスの眼と芽 第132回>
夏の暑さを引きずりながら、少しずつ空気が秋を感じます。私はコスモスの花がとても好きなので、秋は楽しみです。そう、コスモスは漢字で「秋桜」と書きますね。やさしく、かわいい花です。
 
そんなコスモスの様な人が、この夏泊ったホテルにいました。お部屋の案内係の人です。年齢は20代前半でしょうか、薄い空色の夏着物に淡いピンクの帯が素敵で、とても良く似合っていました。部屋まで案内して、一通りの館内の説明を終えるとお茶とお茶菓子をもてなしてくれました。私が「こころづけ」を渡すと恐縮しながら笑顔で「ありがとうございます。ごゆっくりお楽しみください。」と言い笑顔を残し部屋を出ました。
 
ここまではどこのホテルでもあることですが、この人は私がチェックアウトした時にお菓子と手紙をフロントに預けていたのです。
その手紙には
「○○様。昨日はごゆっくりお過ごし頂けましたでしょうか。この度は数ある旅館の中から当館をご利用頂きましてありがとうございます。また、そればかりでなく、温かいお気持ちを頂きまして重ねてお礼申し上げます。お気を付けて帰路におつきくださいませ。また、お会いすることができますよう、この日のことを励みにより一層努力したいと思います。案内係○○」
と書いてありました。
私の為にお菓子を選び、手書きで一生懸命手紙をかいている姿を思い浮かべるとあたたかく、ありがたく感じました。
 
そしてホテルを出ようとした時に玄関でその人は見送りに立っていたのです。
びっくりした私に丁寧に挨拶をして、私の車が見えなくなるまで手を振りおじぎをしていました。まるで風に揺れるコスモスのように。
 
旅は美しい景色やおいしい食事と人に触れるやさしい時間を与えてくれます。
 

暑いけれど楽しい夏! (第131回)

2015-08-01
 <サービスの眼と芽 第131回>
 
ホームページの写真を撮る為にいつもデジカメを持っています。
写真はその時その瞬間が大切なので、なかなかタイミングをとることが難しく、特に天気が悪い時は光が足りないので仕上がりが違います。
 
最近のカメラは修正機能が素晴らしく、撮る時はそんなに気にしなくても良さそうですが、私なりにこだわりがあり、修正はしないでその時のまま正直に残したいと思っています。
ですから、アングル重視で多少のブレは気にしないことにしています。
 
この季節、夏の写真の楽しいところは汗と笑顔でしょうか。
「暑いけれど楽しい夏!」を皆さんにも過ごして頂きたいし、その思い出は一生ものだと思います。
いつか大切な写真や動画を見ながら、懐かしく思い出に浸りお酒を飲むのも良いでしょう。
汗をかいたグラスで。
 

変わらなく提供できることは「おもてなしの心」 (第130回)

2015-07-01
 <サービスの眼と芽 第130回>
毎日暑いですね。昔は「長い冬」とは言いましたが毎年梅雨前からすでに暑いのでこれからは「長い夏」と言うことになるかもしれません。
 
そうなると春と秋が短くなり、一番過ごしやすい季節がなくなってしまうのでは…と心配になります。
四季の美しい日本としては残念ですね。観光地も四季を売りにしている所が多く、特に紅葉が美しい場所では時季が短いと困ってしまいます。
 
それでも何か良い点を探して、観光地として頑張らなければならなくなるでしょう。自然には逆らうことはできないので、受け入れることしかできないとはわかっていても本当に大変です。
 
そこで、変わらなく提供できることは「おもてなしの心」です。その土地の自然は素晴らしいものですが、工夫をしてもてなす心がこれからは何よりの観光地の売りになるのでしょう。
 
第8回 南新宿まつり「葵通りバザール」 7月16日、17日開催のご案内
私も参加しているお祭りです。お気軽にお越しください。

いい仕事は良いコミュニケーションなのだ (第129回)

2015-06-01
 <サービスの眼と芽 第129回>
 
先日、友人と一泊旅行に行ってきました。
 
旅先のホテルの夕食時に、隣の席から「割り箸をお願いします」と声がしました。その後すぐサービスの女性がテーブルの上の箸と割り箸を取り替えました。
 
最近エコロジーの為に箸を使い回しにするお店が多いのですが、箸先は衛生面を考えてプラスチックや金属が使われています。そのお店では箸先が木製だったので、気になったのでしょう。確かに箸先を楊枝代わりにする人や噛む癖がある人がいますから、何となく気にするのもわかります。使い捨ての割り箸なら、少なくとも安心ですから。
 
その後も、毎回割り箸をセットされているのを見て、お店のスタッフすべての人にそのお客様の情報が伝達されているのに感心しました。当たり前のことに思えますが、漏れがなく周知させるためには必ずチェックをする人が必要ですし、徹底させなければなりません。
その店ではテーブル担当は毎回変わり、他の職種も兼任するホテルなので大変だと思います。
 
改めて、いい仕事は良いコミュニケーションなのだと思いました。もし毎回その事をお客様が言わなければならなかったらストレスになり、お店へのクレームにもなりかねません。
「ほんの小さなこと」「お客様のわがまま」で片付けてしまったら、最後の朝食でお客様が「また来ますね」と笑顔でおっしゃることはなかったでしょう。
 
真心のサービスはお客様を気にかけ、情報を伝え確認し、周知することなのですね。
 

それはそれで必要なこと (第128回)

2015-05-01
 <サービスの眼と芽 第128回>
皆さんは本屋に行く時はどんな時ですか?私は「こんな感じの本が欲しい」と目的がはっきりしている時が7割で、後の3割は本屋に何となく入りたくなった時です。
 
紙に触れ、ページをめくる静かな行動。
 
パソコンやタブレットにはない感触がそこにはあり、それもまた幸せ。
 
本屋へ行くと目的以外の本のコーナーを見るのも好きで、目の前にたくさんのタイトルが広がり、興味を持ち、思わず買ってしまうのです。
 
なかなか一冊読み終えることが少なく、その本の種類にもよりますが、だいたい宝物のようにしまってあります。もしかしたら、本を選んでいる時間が好きなのかもしれません。
 
旅行の時の移動中などで読むのが好きなのですが最近そんなゆったり過ごすこともあまりなくなりましたから。…いけませんね。
 
世の中はどんどん便利になり合理化されていきますが、それはそれで必要なこととして、そこにはない「小さな幸せ感」が本屋には感じます。
 
だから本屋はなくならないのでしょうね。

サービスの眼と芽(第1回~119回)までのコラム

サービスの眼と芽
 
第1回~119回までのコラムは、ウェブサイトのリニューアルに伴いこちらからご覧いただけます。
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